桜花賞出走初の地方所属馬が死亡
先日4月2日(水)に北海道安平町の吉田牧場でライデンリーダーが肺炎のため死んだとの報道。
ライデンリーダーは当時、笠松競馬所属馬として1995年に桜花賞トライアル(報知杯)の4歳牝馬特別で勝利をして、地方競馬の在籍のままJRAの牝馬クラシックに出走し史上初の馬となったのです。
1番人気に推されて挑んだ桜花賞でしたが、4着に敗れてGⅠ初制覇できませんでしたが、同牧場の吉田晴雄社長は「地方と中央の橋渡しをした。競馬界に功労したと思う」と話しています。
ライデンリーダーはこれまでに通算成績24戦13勝(13-1-2-8)【中央:7戦1勝】と連対率58%と数々のレースで勝っています。
デビュー戦からは怒涛の11連勝と報知杯4歳牝馬特別(GⅡ)までは地方競馬は負け知らずの馬でした。上記しましたが、桜花賞では1番人気でしたが4着に終わっています。続く優駿牝馬にも出走を果たして1番人気で支持はあったものの距離が2400mとこれまでに走ったことがなかったので13着と大敗しました。
しかし、地方に戻った東海CHのレースでは地方でも1900mは走ったことがありませんでしたが、1番人気で見事に1着と地方ではずば抜けていました。
続く中央競馬の関西TVローズSは秋華賞の前哨戦ってことで素質馬が集まる中、3着と入賞して地方競馬のレベルを上げたように思えます。そして挑んだエリザベス女王杯の結果は、13着と中央所属の牝馬の力を見せつけられましたね。しかし挑戦することに意味があると思います。このように、前例があると何かと安心や評価されると思います。
それからは、中央競馬では勝つことができなくなり、地方競馬でも満足できる結果ではなくなり引退をしました。ですが同年に、功績を称え笠松に重賞競走「ライデンリーダー記念」が創設されました。
引退後は繁殖牝馬となり、2番目の仔であるベンテンヒカルがライデンリーダー記念に出走し話題となるが7着に敗れてます。
2008年に繁殖牝馬を引退して、功労馬として繋養されていましたが、先日に死亡しました。
ライデンリーダーの主戦騎手であった”アンカツ”こと安藤勝己元騎手は自身のツイッターにて「オレのルーツというか、気持ちの面でも、中央移籍する道筋を作ってくれた。全てにおいてパーフェクトのタイミングやったんが、4歳牝馬特別。もの凄いやんちゃで、馬離れした柔らかさを持っとった。調教するんが大変やったのも想い出深い。何度か振り落とされたな。忘れられん名馬。」とコメントを残していることを見ました。
以上のことからライデンリーダーは素晴らし馬ってことが分かりますね!
このような名馬が出てくるか楽しみに地方競馬を応援しましょう!