地方競馬の最強馬
本日4月22日笠松競馬でダート2500mにてオグリキャップ記念が行われます。
ご存じの方はおられると思いますが、オグリキャップはJRAでGⅠで数々の好走して多数の勝鞍を持ってます。しかし元地方馬だったのです。
そこでオグリキャップに筆頭する地方競馬の優秀馬を紹介してみます。
オグリキャップ
地方競馬成績12戦10勝(10-2-0-0)
中央競馬成績20戦12勝(12-4-1-3)
以上のように地方競馬だけでなく中央競馬でも非常に優秀な成績を残してます。
地方からJRAに起点を移してから重賞レース6戦6勝と自慢の末脚を披露しました。地方だけでもなく中央競馬でも活躍ができる素質馬という印象です。
続くGⅠの天皇賞〔秋〕は1番人気で支持を集めたが2着に終わりました。しかし同年の有馬記念では天皇賞で敗れたタマモクロスに見事に勝ってます。またタマモクロスはこのレースが最後でした。
翌年の有馬記念では5着に終わるがオグリキャップの最終レースでもある有馬記念は見事に勝って有終の美で競走馬を引退しました。
1991年1月に行われた引退式は京都競馬場、東京競馬場、笠松競馬場の3箇所でありました。
そして2010年7月3日午後2時頃一般公開用のパドックにてオグリキャップが倒れて起き上がれない状態で発見されその際に右後肢脛骨を骨折しており、手の施しようがなく安楽死という処置が施されたようです。
その死は日本のみならず共同通信にてイギリスなどでも報じられ、オグリキャップは地方から日本に留まらず世界でも有名な名馬へと成長し続けたと思います。
オグリキャップの功績を記念して1992年に「農林水産大臣賞典 オグリキャップ記念」のレースが創設されました。
トウケイニセイ
通算成績は43戦39勝(39-3-1-0)とオグリキャップ以上の成績で引退するまでに馬券を外したことがありません!トウケイニセイは地方競馬だけで活躍した素質馬です。
デビュー戦で勝利したものの、その後、屈腱炎で1年以上の休養をして復帰後は脚の状態をその場しのぎといった印象でレースを走っているように見えたがなんとか勝ち続けて、気づけば18連勝と日本記録を作るまでの優秀馬となりました。同記録はチアズファンシーが19連勝して記録は上回ってますが、それまでは地方競馬最強馬でした。
しかし地元ではデビュー戦以来の連対記録を伸ばし続け岩手競馬史上最強馬として現在でもその評価は不動です。
主戦騎手を務めた菅原さんは「全盛期ドバイワールドカップに出てたら勝っていたと思う」とコメントするようにトウケイニセイの能力をべた褒めしてました。
その功績から2000年から岩手競馬で「トウケイニセイ記念」の重賞レースが開催されてます。
アブクマポーロ
アブクマポーロはオグリキャップほど中央競馬に出走してましせんが両競馬で活躍しました。
両競馬成績32戦23勝(23-3-3-3)と好成績を残してます。
大井競馬場でデビュー戦を飾り4歳は8戦3勝と平凡な成績でした。5歳になると勝ち続け6歳になると本格的になり初の重賞レースの大井記念では2着馬に6馬身以上の差を付けて圧勝しそれから連勝記録を7まで伸ばしました。続く挑んだ帝王賞で連勝はストップするが、中央勢が優勢と見られるがコンサートボーイと地方競馬馬でワンツーでフィニッシュしました。産経賞オールカマーでは2番人気の支持を集めるが初の芝のレースだったので8着と大敗をするがそれ以降は芝のレースは走ってません。
それからも複勝圏内を逃すことがなく非常に素晴らしい成績を残しました。
1998年では年間獲得賞金1位や6歳以上としての年間獲得賞金1位などと獲得賞金は8億2009万円を稼ぎだしました。
以上です。
この他にも地方競馬で活躍した優秀馬は多数いますが上記した3頭を紹介させていただきました。
現役では2012年のオグリキャップ記念の勝馬のジャングルスマイルや2010年の同レースの勝馬のヒシウォーシイといった馬が優秀ではないでしょうか?
これからも上述した優秀馬に匹敵する馬が早く出てきて欲しいです。
出てくることは難しいと思いますが出てくるまで待ちたいと思います。